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こころのはなし

No.1111〜1120

No. タイトル No. タイトル
No.1119 「統合失調症」の治療について No.1120 パワハラ夫にこまる妻
No.1117 およそ100人に1人が「統合失調症」 No.1118 受験を前に意欲のない息子
No.1115 冬になると体調が悪くなる No.1116 死にたい、とばかり言ってくる母
No.1113 万引きや窃盗を繰り返す心の病 No.1114 子どもを汚いと感じてしまう
No.1111 事故を目撃してショック No.1112 NOと言えないあなたへ

 

1120 パワハラ夫にこまる妻

「なんで家を片付けられないんだ」「言ったことがどうしてできないんだ!」

声高に夫になじられると妻は委縮して余計できないのですが、夫は注意すれば直ると思い違いをしています。そもそもの要求が妻のキャパシティを超えていたら無理なこと。

家事も労働であり、パートなど仕事もしていればなおさら、家事は夫婦で協力しないとこなせません。特に妻が心身に不調があると、夫は思うように事が運ばずイライラしがちで、さらに妻が具合が悪くなる悪循環になってしまいます。

だれか信頼できる人に頼んで、夫に話をしてもらいましょう。妻の両親では返ってこじれやすいですから夫側の親しい人がいいですね。日頃からコミュニケーション力を発揮して、頼れる人と仲良くしておくと安心です。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 15/02/06

1119 「統合失調症」の治療について

この記事は、こちらからの続きです。

「統合失調症」についての2回目です。

治療法は、薬物療法では抗精神病薬を用いますが、主に陽性症状(妄想や幻覚など)に対して有効です。

そのほかの症状に対しては、認知行動療法や精神科のデイケアなど心理社会的な治療が併用される場合が多いです。予後に関しては約50%は日常生活に支障なく、ほぼ再発もありません。約25%はたまに症状がでる程度。全体では約75%が概ね社会生活を問題なく過ごせているので、実はうつ病とあまり変わらない割合で回復する病といえます。 まずは早めに心療内科・精神科で相談してください。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 15/02/05

1118 受験を前に意欲のない息子

「受験を目前に控え、息子の様子がおかしくなりました。どのような心理状態でどのように声をかけたらよいでしょうか」47歳・女性からの相談です。

ご相談者の息子さん(19歳)は国公立の理系学部を志望し、現在は予備校に通っています。 これまで成績も順調でしたが、受験シーズンが近づくにつれて急にイライラするようになり、大きな声でわめいたり、暴れたりするようになりました。また予備校にも通わず、昼過ぎまで寝ているようになったため、ご相談者は「なんとか気持ちを立て直して受験に臨んでほしい」と言います。

受験直前は誰しも大きなプレッシャーを感じます。息子さんもこうした重圧に対する反応であれば、一時的な症状で終わる可能性が高いと思います。予備校に通わなくなったことも、受験直前はどうしても「夜型」の生活になる上、自宅で集中して勉強した方がいい場合もあります。

ただ、わめく際に異様な大声だったり、意味の通じない言葉だったりする場合、暴れる時に物を投げつけたり刃物を人に向けたりする場合などは、統合失調症や双極性障害、不安障害、パーソナリティ障害、うつ病といった心の病気などの可能性も考えられます。

より具体的に話を聞くことが必要ですので、まずはお母様だけでも心療内科などで専門家に相談されるといいと思います。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 15/01/31

1117 およそ100人に1人が「統合失調症」

およそ100人に1人が発症するといわれる「統合失調症」についてお話ししましょう。

統合失調症とは、10代の半ば過ぎから20代にかけて発症することが多く、頻度の高い病気と言えます。症状にはさまざまなタイプがありますが、陽性症状、陰性症状、認知機能障害、気分の障害の大きく4つに分けられます。

陽性症状とは、幻覚・幻聴や妄想が主な症状です。そのほか、精神運動興奮状態(多動、多弁、落ち着きがない)も見られます。

陰性症状とは、意欲の減退が起き、何事も自発的に行ったり話したりすることがおっくうになってきます。また、思考内容が貧弱になってきて、活動量も減ってきます。いわゆる“廃人”のような荒廃状態になる場合もあります。

認知機能障害とは、会話中に周囲の物音などにとらわれて、肝心の話に集中できない、“選択的注意の低下”や、同時に他のことをするのが難しいなどの“ワーキングメモリの障害”があります。また、気分の障害では一見うつ病のような落ち込みや、逆に元気があり攻撃的な躁的状態になることもあります。

次回は治療法などについてお話しします。

この記事は、こちらに続きます。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 15/01/24

1116 死にたい、とばかり言ってくる母

「実家の母が電話をかけてきては『死にたい』と言うようになりました。どのように励ましたら良いでしょうか」43歳・女性からの相談です。

九州在住というご相談者のお母様(67歳)は夫(ご相談者のお父様)が3年前に亡くなってから一人暮らしを続けています。

最近、持病の糖尿病や関節痛がひどくなり、介護サービスを受けるようになりましたが、その頃からお母様から「もう生きている意味がない、“死にたい”という電話がかかってくるようになったそうです。最初は励ましていましたが、回数が多いこともあり「こちらも気が滅入ってしまう。父が亡くなってさびしく、病気の不安もあるのは分かるが、なんとか前向きに生きてもらう方法はないか」と言います。

結論からいうと、お母様は何かしらの心の病気になっている可能性が高いと思います。 もともと怪我や病気になると、心の病気のリスクが高まります。お母様も介護が必要になったことなどをきっかけに、うつ病や双極性障害、気分変調症や被害妄想の顕在化、年齢的に考えて認知症の前駆症状なども考えられます。

このままでは自殺を図る危険性もあります。治療により不安や落ち込みが和らぐ可能性もありますので、一刻も早く心療内科などで専門家に見てもらってほしいと思います。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 15/01/24

1116 死にたい、とばかり言ってくる母

「実家の母が電話をかけてきては『死にたい』と言うようになりました。どのように励ましたら良いでしょうか」43歳・女性からの相談です。

九州在住というご相談者のお母様(67歳)は夫(ご相談者のお父様)が3年前に亡くなってから一人暮らしを続けています。

最近、持病の糖尿病や関節痛がひどくなり、介護サービスを受けるようになりましたが、その頃からお母様から「もう生きている意味がない、“死にたい”という電話がかかってくるようになったそうです。最初は励ましていましたが、回数が多いこともあり「こちらも気が滅入ってしまう。父が亡くなってさびしく、病気の不安もあるのは分かるが、なんとか前向きに生きてもらう方法はないか」と言います。

結論からいうと、お母様は何かしらの心の病気になっている可能性が高いと思います。 もともと怪我や病気になると、心の病気のリスクが高まります。お母様も介護が必要になったことなどをきっかけに、うつ病や双極性障害、気分変調症や被害妄想の顕在化、年齢的に考えて認知症の前駆症状なども考えられます。

このままでは自殺を図る危険性もあります。治療により不安や落ち込みが和らぐ可能性もありますので、一刻も早く心療内科などで専門家に見てもらってほしいと思います。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 15/01/24

1115 冬になると体調が悪くなる

「冬になると決まって体調が悪くなります。心の病気が原因でしょうか」53歳・女性からの相談です。

ご相談者は5年ほど前から寒くなると身体全体がだるく、朝起きられないなどの症状があるそうです。だるさのせいでパート先でもミスを繰り返してしまい「落ち込んだ気持ちになっている」と言います。

誰しも寒さは身体への負担が大きいもので、寒さが苦手な人ならなおさらです。なかなか朝起きられない場合は、まず起床の30分前から1時間ほど前にエアコンのタイマーを設定して部屋を暖めておくなどの工夫をしてみましょう。

それでも起床が難しく気分の落ち込みや身体のだるさといった症状が出ている場合は、冬になり日照時間が少なくなると現れる「季節性うつ病」の可能性があります。

季節性うつ病の場合は、4千ルクス以上の高照度の光を浴びることで生体リズムを改善させる「光線照射療法」が有効とされています。最近では機械が安価になりネットでも販売しているほか、レンタルなども普及しているので試してみるのも良いでしょう。

それでも改善が見られない場合は、ほかの身体や心の病気が症状として現れている可能性もあります。総合的にチェックし、対応することが必要となりますので、診療内科などで専門家にご相談下さい。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 15/01/17

1114 子どもを汚いと感じてしまう

「自分の子どもを汚い存在だと感じてしまいます。心の病気が原因でしょうか」25歳・女性からの相談です。

ご相談者は昨年、息子さんを出産しました。しかし次第に排泄物を汚いと感じるようになり、おむつを替えることが苦痛になったそうです。最近では子どもそのものを汚いと感じてしまい、抱き上げることもできず、手で触ったところを拭き取らないと気が済まなくなっているなど、生活に支障が出ていると言います。「自分の愛情が足りないせいでは」と悩んでいましたが、ネットで強迫性障害による潔癖症という症状を知り「自分も心の病気なのでは」と疑っています。

さて、お話しを聞く限り、ご相談者は特定の事柄に強い拒絶反応を起こす恐怖症のなかの「不潔恐怖」だと思われます。

ただ、以前から別に恐怖の対象があったり、動悸、めまいなどの自律神経症状のあるケース、過食・拒食、アルコールや薬物への依存が見られる場合は、背景に他の病気が潜んでいる可能性もあります。

またお子さんに発達障害があるために「育てにくい」と感じていたり、ご主人やご両親との関係、共働きなら職場環境が影響していることも考えられます。

治療はこうした様々な要因をトータルに見て、行う必要があります。まずは心療内科などで専門家にご相談下さい。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 15/01/13

1113 万引きや窃盗を繰り返す心の病

万引きや窃盗を繰り返す心の病とは?「窃盗症」についてお話ししましょう。

窃盗症とは、クレプトマニア(窃盗癖)と呼ばれ、小学低学年から、万引きや窃盗が嗜癖(しへき)化し、50代くらいまで続いていくことが多いです。窃盗症は、盗んだ物を利用することは比較的少なく、盗むこと自体が目的で行っています。 ではなぜ嗜癖化するのでしょうか。

窃盗するとき、非常に興奮や緊張感を味わいますが、成功するとほっと安堵感を得ます。この緊張と弛緩(しかん)を繰り返すことが特徴的なパターンです。高揚感をもたらす行為にのめりこむ依存症の一種で、盗む瞬間にドーパミン値が高まって、快楽を刺激していると考えられます。また、自傷行為、自殺の嗜癖化、無謀運転などと同様に、日常感じている様々な葛藤を解消するために盗みを行っている場合もあります。

治療法は、確立していませんが、認知行動療法や集団精神療法などのアプローチがある程度有効だと思います。高齢者では窃盗症以外にも認知症である可能性が高いため、気になる場合は医師に相談してください。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 15/01/08

1112 NOと言えないあなたへ

抱えきれないほどの仕事があるのに「お願いします」と言われるとNOと言えずにさらに引き受けてしまう。そういう方は珍しくありません。責任感が強く勤勉なのです。

辛そうな顔をして見せても「努力することがあなたを成長させる」と言われたりすると、自分を甘やかすことのない真面目な人はますます断れません。

しかし、そうして無理を重ねれば心身に不調を生じます。労働時間に換算して、1カ月に50時間残業すると黄信号。30時間でも、半年続くと危険です。 身体を壊して仕事に穴を空けては、良い働き手とは言えません。

オーバーワークと感じる時、あなたがなすべき第一の仕事は、頼まれたことをこなすのではなく「できない」と言うことです。本当のデキる男・女はNOと言える人ではないでしょうか。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 15/01/02

1111 事故を目撃してショック

「交通事故を目の前で目撃してしまい、なかなかそのことを忘れることができません」20歳・女性からの相談です。

ご相談者は、1カ月前、大学からの帰宅途中に自転車に乗ったお年寄りが交差点に進入し、自動車にはねられる瞬間を目撃してしまいました。その後、新聞でそのお年寄りが亡くなったことを知り、大きなショックを受けたそうです。 それ以来、眠ろうとすると事故の瞬間の記憶が蘇ってなかなか眠れず、身体のだるさや頭痛も続いているそうです。また事故のあった交差点を通ることが苦痛で遠回りして帰ることも多く、早く事故を忘れたいと言います。

災害や事件、事故などに遭遇すると誰しも大きなショックを受けます。時間が経てばそうした状態は和らいでいくことが普通ですが、ご相談者の場合、事故の瞬間を思い出すフラッシュバックや、不眠などの状態が1カ月も続いていることから心的外傷後ストレス障害(PTSD)の可能性があると思われます。

PTSDの場合、EMDRと呼ばれる眼球運動を用いた治療やカウンセリング、投薬により改善を目指します。しかし程度やほかの心の病気の有無などによってもアプローチが変わります。自己判断で対応すると、症状がかえって悪化する場合もありますので、精神科や心療内科などで専門家にご相談下さい。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/12/27

 

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